カラダにいいこと

砂糖抜き生活を始めたフランス在住日本人のブログ

塩の話_塩業近代化臨時措置法

お元気ですか?

早いものでもう8月ですね。

 

前々回に塩浴の話を書きましたが、塩浴なさってみましたか?

 

ところで、「塩業近代化臨時措置法」って、ご存知ですか。

これは1971年に始まり1997年までの26年間に及んで施行されていた措置法です。

 

何のこと?

 

と思ったのは私だけではないと思う。

 

内容は、日本の高度成長時代に、沿岸の土地を塩田などに使用されては困る。そういう土地は工業地帯にしてドンドン工業を発展させるのだ!という目的だったようだ。そして塩は専売公社が作って販売をすることになった。

 

要するに1971年〜1997年まで日本では自国で自然塩を作れなくなったというわけだ。

 

この26年間と言えば、私の場合であれば小学校低学年から結婚した後までも続いていたということになる。成長期を含む長期間施行されていたのだ。

 

そういえば、小さい頃から塩と言えば紺色の文字で「食塩」と書かれたビニール袋に入った塩と赤いキャップの「食卓塩」がどこの家庭でも使われていた。しかし、それらの塩は全て「精製塩」だ。「精製塩」とは今の時代では体に良くない!とあちこちで言われている悪役ではないか。

 

イオン加工し、ミネラルが殆どゼロになった塩しか口にできなかった時代が26年間もあったということだ。

 

アンビリ〜〜〜〜〜バブル!!!

 

と思って驚嘆したのは私だけだろうか?

 

「塩」と一言で表しても、精製塩と自然塩では内容が全く違う。塩分の取り過ぎは高血圧になるとか、色々な病気の原因とされているが、果たしてこの精製塩VS自然塩でも結果が同じになるのだろうか。

 

「塩業近代化臨時措置法」

臨時という名が付いている割には、長すぎたのではなかろうか。

この期間の日本人の健康状態に何か問題は生じなかったのか。

 

この事実をつい最近知り、複雑な気持ちだ。