カラダにいいこと

砂糖抜き生活を始めたフランス在住日本人のブログ

伯方の塩の功績

お元気ですか?日本はかなり暑そうですね。

フランスもここ数日猛暑です。とは言え、湿気が割と少ないので助かります。日本は湿気がものすごいですから溶けてしまいそうしょうね。

 

さて、以前に塩業近代化臨時措置法(1971年〜1997年)についてのブログを書きましたが、結局この措置法下では、精製された塩にしか日本人はアクセスが出来ない、という状況に陥ったことに危機感を覚え、どうにか天然塩が日本人の手に渡るように!と頑張って下さったのが「伯方の塩」で有名な伯方塩業株式会社。

 

1972年から「自然塩を守る会」を愛媛で発足し、1973年には輸入した天日塩田塩を海水で一旦溶かして、にがりを入れた塩を販売できるようになったそうです。詳しい法律はよくわかりませんが、輸入材料を加工する、という商品だからこそできたのかもしれません。そう考えると、そうまでして自然塩をどうにか流通させることに努力をして下さった「伯方の塩」の功績は非常に大きいと思います。

 

とは言え、70年代に精製塩と自然塩の違いをしっかり把握し、どうにか探して必ず伯方の塩を買っていた、というお宅ばかりではないと思います。少なくとも私が育った家では伯方の塩を見たことがありませんでした。そうなると、当時すでに健康を真剣に考えていた家庭で育った人と、そうでない家庭で育った人では、健康上でなんらかの違いがあるのではないのか?

 

と、疑ってなりません。